福山雅治「家族になろうよ」


 8月31日発売の名曲は福山雅治「家族になろうよ」。2011年に発売されたバラードは、21世紀の福山雅治の代表曲として今日まで親しまれています。初出は『ゼクシィ』のCMソングでした。彼が吹石一恵と結婚するのは4年後ですが、この時期から家族・人間の繋がりに対する意識が強くなったのかもしれません。アルバム『HUMAN』にしても、映画『そして父になる』主演にしても。この曲以前とそれ以後のシングル曲の歌詞に、違いが非常によく出ているような気がします。そういう意味では世間一般だけでなく、福山雅治個人にとっても大きな試金石となった一曲なのではないでしょうか。
 2010年代をウエディングソングとしてお馴染みのこの曲は、今日もおそらくどこかの結婚式で流されていることでしょう。最終的に福山雅治の手を離れて、100年経っても日本の愛唱歌として語り継がれる可能性も非常に高いのではないでしょうか。歌声もそうですが、それ以上に美しい旋律がそう思わせてくれます。
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tag : 2011年 福山雅治 男性ソロ CMソング 紅白歌合戦歌唱曲

PUFFY「たららん」


 8月30日リリースの名曲はPUFFY「たららん」。発売は1998年、「アジアの純真」のデビューから2年後。ゆったりとしたメロディーにややユルく気負いのない歌詞、のんびりとしたテンポ。デビュー以来のブームはすっかり過ぎて売上は決して芳しくなかったですが(オリコンでは7枚目のシングルで初の20万枚割れ)、曲は決して悪くないです。むしろこの曲が一番PUFFYの自然体がうまく表現されている印象で、聴いていて落ち着きます。”たららん”というタイトルで企画が通るのもPUFFYくらいでしょう。それくらいにアーティストのイメージと曲名が合致しています。PVに出てくる白クマ?もかわいいですね。
 当時のPUFFYは日本から台湾をキッカケにアジア進出に力を入れていた頃。その成果は2000年代前半、北米におけるアニメ化で最も顕著なものとして表れます。デビュー20周年、さすがに新曲のヒットはないですがライブ活動は現在も充実。2人とも実は40代なんですが、デビュー当時から全く変わってないように見えるのはきっと私だけではないはず。

tag : 1998年 デュオ PUFFY CMソング

宇多田ヒカル「Beautiful World」


 8月29日リリースの名曲は宇多田ヒカル「Beautiful World」。映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』テーマソング。PVはそのままエヴァの映像を流用した内容でオフィシャルにはアップされていなく、上の動画は『宇多田ヒカルのうた』発売時においてクリエイターが新たに作ったイメージ映像によって構成されたものになります。発売は2007年。エヴァを見た人なら当然ですが、そうでなくても一聴して分かる非常に高いセンス・クオリティー。ミリオンセラー路線から外れた2005年以降はかなり実験的な作品を世に送り出していましたが、その完成形がこの「Beautiful World」なのかな、という気がしています。幻想と現実がうまく調和された雰囲気、Aメロとサビで大きなメリハリを作らないことでより高められた楽曲の統一された世界観。やはり彼女の音楽は別次元にあります。久々のアルバム『Fantôme』は今年9月28日発売、もうすぐですね。非常に楽しみです。おそらく2016年トップクラスの話題作・ヒット作・クオリティーになるのは間違いなさそうです…。

tag : 2007年 女性ソロ 宇多田ヒカル 映画主題歌

ロードオブメジャー「大切なもの」


 8月28日発売の名曲はロードオブメジャー「大切なもの」。2002年、テレビ番組『ハマラジャ』の企画から生まれた楽曲。オリコン50位以内に入ればメジャーデビュー、できなければ即解散という条件のもとで出された結果は最高2位・約90万枚の売上。もっともメジャーデビューは2年後の「心絵」、セールスはメジャーデビュー前の方が高かったですが。
 シンプルな歌詞とメロディーで構成された楽曲は青春パンクブームの火付け役になりました。175RやFLOW、GOING STEADYにガガガSPにPOTSHOT。その他多くのバンドが2002年~2003年に台頭して、2004年になると一気にセールスが低下しました。正直私は一連の青春パンクブーム、リアルタイムではあまり好きという感情は抱けなかったです。ただ今あらためて振り返ると、彼らがいたからこそ現在のロックバンドの台頭、フェスにおけるモッシュやサークルなどの定着に繋がったのではないかと感じます。そういう意味で彼らが残したものは、大変大きいと言えます。この曲は大ヒットした割に、当時のヒット曲としてあまり振り返られていないような気がするのですが…。懐かしのメロディーとは毛色が違いますが、彼らはもう少し広く再評価されても良いのではないでしょうか。

tag : 2002年 ロックバンド ロードオブメジャー

河島英五「時代おくれ」


 8月27日発売の名曲は河島英五「時代おくれ」。この曲が中年のカラオケ定番曲として紹介されたのは、もう25年ほど前になるでしょうか。当時の働き盛りは今や定年かその間近になるわけですが。ただ当時の若手・今のアラフォーには40代に入ることで、この曲から感じられることが非常に多くなる年頃になるような気がします。発売は1986年シングル。売上は高くありませんが、白鶴酒造のコマーシャルに使われたことでリアルタイムだと実際の売上と比べて圧倒的に知る人が多かったものと推測されます。
 自作ではなく、阿久悠作詞・森田公一作曲の外部提供。その1991年に放送された阿久悠の特別番組で反響があったことから、紅白歌合戦の出場に繋がったそうです。”似合わぬことは無理をせず””人の心を見つめつづける”というサビの言葉が本当に胸に響きます。これは言葉だけでなく、不器用そうな印象のある河島英五が歌ったからこそより説得力を増すようにも感じます。時代おくれの男がカッコ良いという風潮があるとしたら、この曲がキッカケなのかもしれません。現代の忙しさや目まぐるしさに疲れた人が、あらためてこの曲に耳を傾けるとより感じ入ることでしょう。本当に素晴らしい名曲です。ただそれを勘違いしたような老害が多いのも、定年を過ぎたばかりの団塊あるいはその近辺の世代に多いような気もしますが…。

tag : 1986年 男性ソロ CMソング 紅白歌合戦歌唱曲

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