AKB48「夕陽を見ているか?」


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 10月31日リリースの名曲はAKB48のシングル「夕陽を見ているか?」。日本のミュージックシーンを制覇して久しい巨大ムーブメント・AKB48ですがこの曲がリリースした当時はまだまだ秋葉原を拠点としている得体の知れない存在、と言うとさすがに失礼でしょうか。ただ名前を知っていても歌に関してはまだまだ知らない人の方が多かった時代ではないかと思います。2007年に発売されたこの曲はメジャーデビュー6枚目。前田敦子と小嶋陽菜がセンターとして歌われるこの曲は若干R&Bのテイストも入った聴かせるバラード。”夕陽””秋””バラード”という相性の良い組み合わせを曲として見事に体現したようなナンバーですね。「ハロウィン・ナイト」までシングルは計41作を数えますが、意外と表題曲で似たナンバーが他にないのも重要なポイント。強いて言うと「Green Flash」辺りになるのでしょうか。ヒットはあまりしていませんが秋元康にとってはAKB48の中で一番好きな曲、また2011年の番組におけるメンバー間の人気投票では1位になっているそうです。ふとした時にこの曲を聴くと心が安らぐといいますか、そんな効果があるように思いますね。賑やかなのもいいですがこういうのがたまにあるともっとシングル曲の幅も広がるような気がしますが、逆に言うと今ほど売れていないからこそシングル曲として成立した部分もあるかもしれません。
 それにしてもこの曲も8年前、早いものです。でも当時の選抜メンバーの顔ぶれは案外残っているものです。小嶋陽菜の他に渡辺麻友、高橋みなみ、峯岸みなみ、宮澤佐江はまだ健在ですね。たかみなは卒業が決定していますが。この年の年末に”アキバ枠”として紅白歌合戦初出場、快進撃を見せ始めるのはこの2年後のことになります…。

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Do As Infinity「真実の詩」


 今年の下半期は例年と比べてヒット曲がやや不作な印象がありましたが、2002年の下半期も上半期と比べてどうにも地味だったような記憶があります。もっとも個人的な生活の事情で、それより前と比べて明らかにJ-POPに触れる機会が少なくなった面もあるのですがどうも2002年は不作な印象が自分の中では強かったです。そういう印象が強いと、素晴らしい楽曲はより輝きを持つようにも思います。自然と繰り返し聴く回数も多くなりますからね。
 というわけで10月30日発売の名曲は2002年からDo As Infinityの「真実の詩」。これは本当に素晴らしい楽曲です。イントロの二胡の演奏からしてこの曲は他の数多ある曲とひと味違う、という雰囲気を感じたものです。この次の年に女子十二楽坊がブームになり、年末の紅白では谷村新司「昴」の演奏で二胡が使われるなどしていたので、この曲が発表された時点で業界の中では既に流れがあったのかもしれません。アジアンテイスト・民族音楽の香りも感じさせるスケールの大きい楽曲で、それは歌詞にも非常によく表れています。悲しみを帯びたような歌詞は聴く人の心をえぐるような、そして伴都美子の体全体を使ったボーカルからも凄さが伝わってきます。こういう曲は6分にも7分にもなりがちなんですが案外4分台前半で終わるのも案外新鮮なポイント。Do As Infinityの中で、あるいは2002年の中でも特に取り上げたい1曲、是非皆さんにもお薦めしたいです。

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矢島美容室「ニホンノミカタ-ネバダカラキマシタ-」


 10月29日発売の名曲は2008年から、ちょっと忘れかけているかもしれないヒット曲を。とんねるずとDJ OZMAがタッグを組んだユニット・矢島美容室の1stシングル「ニホンノミカタ-ネバダカラキマシタ-」。1990年代まではとんねるず2人で、1998年から2000年までは野猿で。3度出演した紅白ではいずれも伝説のステージを繰り広げました。一方のDJ OZMAは2006年の紅白に出たことでNHK出入り禁止になったという立場。そういう意味では共通点があるタッグであります。事の発端はユニット名を見て分かる通りの矢島工務店。番組での共演がきっかけで、『みなさんのおかげでした』において進行したプロジェクトになります。
 ディスコサウンドにダイナミックな要素を入れたような編曲、2番の歌詞には「情けねえ」にも共通する世間への風刺要素、ラストにはこの年ヒットしたポニョを歌詞に入れる遊び心。笑いの上にうんと唸らせる歌詞は一番作るのが難しいように感じますが、この曲では見事に表現されていますね。ただデビューシングルになったこの曲の出来が良すぎたせいか、後が続かなかったという印象もこのユニットには若干あります。最終的にはいつの間に松田聖子と組んで、気がつけばいなくなったという印象でした。野猿ともども、突発的に復活して欲しいユニットでもあります。良ければ来年の氣志團万博辺りでどうでしょうか。

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中山美穂&WANDS「世界中の誰よりきっと」


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 10月28日リリースの名曲は時代を代表するミリオンセラー、「世界中の誰よりきっと」。1992年の作品です。シングルがオリコン集計上で100万枚に乗る作品が多くなり始めたのが1991年。特にドラマ主題歌から火がついたというパターンが当時は多かったのですがこれはその典型。ミポリン主演のドラマ『誰かが彼女を愛してる』主題歌でした。フジテレビが最も元気だった時代のトレンディードラマですね。1990年代の彼女が歌うヒット曲の傾向は大変分かりやすくて、本人主演のドラマ主題歌ならミリオン前後~最低でも年間100位程度(当時でいう約30万枚)の売上を記録(「遠い街のどこかで…」「ただ泣きたくなるの」「未来へのプレゼント」など)、それ以外だと年間100位に全く届かない10万枚程度の売上の作品が多数。タイアップでこれだけヒットに大きく差が出るというのは、最近だとかなり少なくなってきているような気がします。
 またこの曲はWANDSをスターダムにした楽曲としても有名ですね。この曲の発売時点でブレイク曲「もっと強く抱きしめたなら」はシングルとして発売されているのですが、主にヒットした時期は年をまたいだ1993年の1月以降でした。三井生命のCMソングで、当時Mステのスポンサーとして毎週のように流れていた記憶があります。
 楽曲として一番出回っているバージョンは終始中山美穂メインでWANDSは演奏とちょっとしたコーラス程度。1992年の紅白歌合戦に出場した際にもWANDSはゲストとして出演していましたがアップのカメラショットは全くありませんでした。もっともWANDSメインのバージョンはカップリング・さらにアルバムでも収録されていて後のベストで再録される機会も多いのですが。曲としては明るく分かりやすく良質のメロディーで親しみやすい、ヒット曲らしいヒット曲という印象でしょうか。ラストサビの編曲で少し変化を入れる辺り王道のテクニックを感じます。カバーも多数。特に2007年の酒井法子Ver.はCMにまで使われていて、逮捕されるまで自分のヒット曲かのような扱いになっていたのが記憶に新しいです。

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椎名林檎「本能」


 10月27日リリースの名曲といえば個人的には迷わずこれですね。椎名林檎の「本能」。1999年を飾る衝撃の作品になります。
 この年の2月に発売された1stアルバム『無罪モラトリアム』で類稀なる才能を発揮しまくった椎名林檎でしたが、満を持して新曲としてドロップされたのがこのナースコスプレPV。映像を初めて見た時は本当にビックリしました。コスプレが似合っているのもさることながら、その姿でガラスを割るわレズプレイに興ずるわ。女性のエロティシズムの全てがこのPVで表現されていると言っても決して言い過ぎではないと思います。PVの凄さにかき消される部分もあるかもしれませんが楽曲も実に素晴らしく。J-POPの基本に乗っ取ったメロディーはヒットを狙う楽曲としてとても分かりやすい内容。それに載せられる文語体の歌詞に巻き舌を混ぜた歌い方。バンドサウンドだけでなく、ピアノの音からもちょっとした高尚さがありますね。単純なヒット曲という以上にセンスの良さを非常に感じさせる楽曲でもありました。
 1999年のJ-POPは宇多田ヒカルのアルバム『First Love』がセールスで日本記録を樹立、社会現象になりましたがその一方で椎名林檎の凄さが本格的にクローズアップされた一年でもあります。個人的にJ-POPというジャンルが一番脂に乗っていた年は2000年だと思っているのですが、それは1999年の下地があってこそではないかとあらためて感じるところです。

tag : 1999年 女性ソロ 椎名林檎

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